2月6日（土）、当財団の住友生命総合健診システムにおいて、大阪府在住の聴力障害の方を対象にした無料健康診断を実施しました。社団法人大阪聴力障害者協会を通じた多数の申込のうち、64名（男性26名、女性38名）の方が今回受診されました。 この事業は福祉事業の一環として、2月の第一土曜日を聴力障害の方だけに充て、毎年実施しているもので、今回で12回を数えます。今回を含め、これまでの延べ受診者は884名にのぼっています。

当日は寒波の襲来で、朝方は雪模様のあいにくの天候でしたが、午前の半日コースで尿、血液、腹部超音波、胸部Ｘ線、骨密度、視力、身長・体重、心電図、血圧、婦人科、診察と、総合的に健康チェックしていただきました。

聴力障害のある方々という事情を考慮し、問診票の記入、便採取の方法説明など、通常の総合健診にはない事前説明会を2月1日（月）に行ない、当日スムースに受診いただけるよう配慮するとともに、健診後の結果説明会も後日開催する予定です。

受診された皆さんからは、「手話通訳が付いているので、安心して受診できます。スタッフの人たちも手話で案内してくれるので、ありがたいです」と、毎回よろこんでいただいています。 また、今回受診された方のなかには、すぐに医療機関で治療を受けたほうがよい方もおられましたので、当日医師から説明するとともに、紹介状をお渡ししました。